マジックシティ

2021年ウズベキスタンのこどもの日に当たる6月1日、タシケントにマジックシティ(Magic City)がオープンしました。

マジックシティは中央アジア最大のアミューズメントパークで、20ヘクタール(東京ドーム約4個分)の敷地に、公園のランドマークとなるお城のほか、水族館や映画館、キッザニアのような子供の職業体験施設、ショッピングモールやフードコートなど、大人も子供も楽しめる家族全員のためのエンターテイメントパークです。

ウズベキスタンらしさ

マジックシティは2021年6月にオープンとなりましたが、ビックリするほど未完成です。水族館やほとんどのショップはオープンしていません。この状態で公園を正式オープンさせてしまうのもウズベキスタンらしさですね。そのため情報が入り次第、順次更新していきます。

マジックシティ(Magic City)の場所


タシケント市のほぼ中央にあります。市内からはタクシーもしくは地下鉄でのアクセスが便利。最寄りはMilliy Bog(ミリーボグ)駅。

マジックシティの営業時間と料金

案内板

営業時間:10:00~22:00 年中無休

入園料:マジックシティへの入園は無料(各施設がそれぞれ有料)

マジックシティの施設や見どころ

街並み

マジックシティはドイツ・ローマ・ロンドン・バルセロナをコンセプトにしたテーマパークになっていて、その中にアミューズメント施設や多くのショップが入っています。

外観からディズニーランドのようなテーマパークを連想するかもしれませんが、個人的にはアウトレットモールのように非日常感はあるものの、生活の一部として日常的に利用できる小さな街といったところで、観光でというより地元にあってほしいと感じる施設です。

人気ないの?

オープンしたばかりなのに人がまばらにしかいないので、現地でも人気ないのかな?と思ってしまいますが、かなり人気が高いようです。実は撮影した日は気温が43℃と高くショップもほとんどが未完成なので、日中は人がまばらなんだそうです。気温の下がる夕方以降は人が多くなるようです。

マジックシティのランドマーク

ノイシュヴァンシュタイン

マジックシティのシンボルになっているお城。多くの日本人がイメージするおとぎの世界のお城のモデルになっているドイツのノイシュヴァンシュタイン城をモデルにしています。

ディズニーのシンデレラ城や眠れる森の美女の城はウズベキスタンでも良く知られているので、マジックシティでも空想の現実化ということでノイシュバンシュタイン城をモデルにしたようです。

噴水ショー

噴水

噴水ショー

お城の前のプールには噴水が設置されていて、毎日13時と19時に噴水ショーが行われます。音楽と光に合わせて踊る夜の噴水ショーの方が見ごたえあります。

周囲のカフェやレストランがオープンすれば、ヨーロッパの雰囲気を感じつつお茶や食事をしながら優雅に噴水ショーを楽しめそうです。

野外ステージ

野外ステージ

お城の左手には野外ステージがあります。ここで様々なイベントが行なわれていくのだと思います。こちらはローマのコロッセオをイメージして造られているようです。

スタンドには強い日差しが遮られるような簡易的な屋根も設置されているので、多少なりとも暑をしのぎながらイベントを見ることができます。実はステージ後ろの壁さえなければ噴水ショーを見るのに絶好のポジションなんですが、残念ながらスタンドに座ってゆっくり見物とはいきません。

水族館(マジックアクアリウム・Magic Aquarium)

水族館

まだオープンしていませんが、二重内陸国(国境を2つ以上跨がないと海に行けない国)のウズベキスタンで海洋生物を飼育するかなり貴重な水族館です。

予定ですが100種以上の魚やクラゲ、ヘビや昆虫を飼育し、長さ20mのトンネル水槽も設置されます。展示のメインは巨大なサメということで、もしかしたらジンベエザメかもしれません。

映画館(マジックシネマ・Magic Cinema)

高品質サウンドを実現するハイレベルなオーディオシステムを搭載した映画館。タシケント最大規模で合計300席。

マジックパーク(Magic Park)

マジックパーク

magic park

マジックパークはFEC(ファミリーエンターテイメントセンター)と呼ばれ、屋内遊園地やゲームセンター、キッザニアのよな子供の職業体験施設、ボウリング場などがあります。

ミニディスカヴァー

ミニディスカヴァー

メリーゴーランド

カルーセル

バンパーカー

バンパーカー

ミニティーカップ

ミニティーカップ

ジップザップレーサー

ジップザックレーサー

コスモジェット

コスモジェット

スピニングコースター

スピニングコースター

アトラクション料金表

他にもいくつかアトラクションがあり料金表がこちら。どれも15,000~25,000スム(約15円~250円)。ピクセル(PiXEL)というのはキッズランドのような子供の遊び場。

ピクセル

想像力を高める遊び道具がいっぱい置いてあります。料金は1日5歳未満は40,000スム(約400円)。5歳以上は50,000スム(500円)。

ゲームセンター

ゲームセンターもあります。

ボウリング場

ボウリング場

ボウリング料金表

ボウリングの料金は1ゲーム単位ではなく時間単位。月曜~木曜と金曜~日曜で価格差があり、10時~18時と18時~22時でも価格差があります。1レーン5人まで利用でき1時間最大で120,000スム(約1,200円)です。靴下のレンタルが1,000スム(約10円)。

ショッピングモール

ショッピングモール

ウズベキスタンで勢いのある有名店が軒を連ねる予定のショッピングモール。各テナントのロゴが貼り付けられどんなお店が入るかはわかりますが、まだほとんどのお店が閉店状態です。

ビックベン

各お店がオープンすればもっと雰囲気を味わえそうですね。奥の時計台はロンドンのビックベンを模したものです。

ramiz

噴水プール脇の一等地にはテラス席を設けるRamizというトルコ料理のレストランが出店予定のようです。

本屋

ほぼ唯一と言っていいショッピングモールで開店しているお店が本屋さん。

レギスタン広場

レギスタン広場

ウズベキスタン一番の観光地サマルカンドのレギスタン広場も再現されています。

マラドサ

精巧に造られていますが日本から観光に行った場合、本物を見物することがほとんどなので、本物を見た後ではさすがに見劣りしてしまいます。しかし、モザイクタイルではなく絵で再現している割には雰囲気が伝わります。

マジックシティはタシケントのショッピングモール

マジックシティ

マジックシティは異国情緒が味わえますし、お店がオープンすればウズベキスタンの最先端の流行を感じることもできて楽しめそうです。海のないウズベキスタンに海洋生物を飼育する水族館なんて、人によってはかなり興味をそそられると思います。

ただ、ウズベキスタン観光では時間も限られているので、観光地というよりタシケントの大型ショッピングモールと考えておいた方がいいかもしれません。

タシケントの中心部にあるので、わざわざというよりはちょっと時間ができたから行ってみるくらいで充分雰囲気を楽しめます。