チョルスー・バザール

タシケントのチョルスーバザールはウズベキスタンで一番大きいバザールで、食料品・衣料品・日用品・お土産までもが何でもそろっている巨大市場です。

観光地のお土産屋さんとは違い生活に密着したものが売られているバザールは、簡単にご当地の食や文化をリアルに知ることができる場所。買い物せずに売られているものを見ているだけでも、ウズベキスタンの生活が感じられ楽しめます。

チョルスーバザールの場所


地下鉄Chorsu(チョルスー)駅の利用が便利。駅を出たところからお店が立ち並んでいます。

チョルスーバザールの見どころ

チョルスーバザールドーム

タシケントの旧市街の中心にあるチョルスーバザールは、オールドバザールとも呼ばれるウズベキスタン最大のバザールです。タシケントのバザールと言えば新市街にあるアライバザールも有名ですが、どちらかというと観光客向けに整備されたバザールで、ウズベキスタンの古き良き商習慣を感じたいならチョルスーバザールがおすすめです。

ドーム型の建物が印象的ですが、地下鉄チョルスー駅を出たところからテントが立ち並び、ドーム周辺一帯にバザールが広がっています。タシケントの台所と言われるだけあって、あらゆる食材が売られていますし、ほとんどの生活必需品をそろえることができます。広いバザールですが、ある程度商品別に区画分けされているので、目的のものがある場合は探しやすくなっています。

生活密着型のバザールなので、買い物というよりはウズベキスタンの生活の雰囲気を感じとるために行くような場所がチョルスーバザールですが、ウズベキスタンのお土産探しにも最適です。

リシタン陶器

ウズベキスタンのお土産といえば綺麗な刺繍の施されたスザニやリシタンの陶器、木工工芸品などが有名です。

空の玄関口となっているタシケントですが、ウズベキスタン観光のメインは青の都サマルカンドやブハラなど、世界遺産になっている地方都市になりがちです。必然的に移動が多くなり、途中で壊れやすく重量のある陶器などのお土産を買ってしまうと後が大変になってしまいます。

出発までの時間調整のようにタシケント観光が最終日になるツアーも多いので、重くなるお土産はチョルスーバザールで選ぶのも良さそうです。また、多くの人に配るバラマキ土産を探すのにも、個包装のお菓子などがたくさんあって最適です。

とはいうものの

お土産ですが、本当に気に入ったものはその場で購入が基本です。ハンドメイドのものも多いので、似ていても微妙にデザインが異なるものも多くあります。これ!というものを見つけたらすぐに購入しないと後悔することにも…。

チョルスーバザールに行ってみた

チョルスー駅階段

地下鉄チョルスー駅出口の階段を上っていると、もうテントが見えてきます。いかにもオールドバザールといった感じです。

チョルスーバザール

チョルスー駅からだと青いドームの建物は奥の方にあるので向かって歩いていきます。衣料品と野菜を一緒に売ってますね。

チョルスーバザール

この辺りは生活雑貨が中心に販売されています。駅から奥に続くメインの通路なので人通りも多くにぎやか。

チョルスーバザール

通路のど真ん中でノンを売るお店も。食品を雑踏の中むき出しで売っているので衛生面を気にする人もいるかもしれませんが、バザールに限らずウズベキスタンではどこでも見かける光景なので、これがウズベクスタイル。

チョルスーバザール

チョルスーバザール

色鮮やかな野菜や果物。どれも美味しそう。ウズベキスタンの野菜やフルーツは安くて美味しいと定評があります。特にスイカやメロンは時期になるといたるところの露店で販売されていて、暑い季節の水分補給としてよく食べられています。1玉数百円くらいと激安。

屋内売り場

屋内(屋根付き)売り場へと入っていきます。ここにも警備員さんがいましたが、お決まりの荷物検査はなかったです。

チョルスーバザール

チョルスーバザールノン

ウズベキスタンの主食ノン売り場。ノンの美味しそうな匂いが充満していて食べたくなります。ただ、小さいものでも1個が大きい。

チョルスーバザール

チョルスーバザールばらまき土産

ノンの売り場を抜けるとお菓子や加工品が売られてます。ばらまき土産を探すのにもってこい。

チョルスーバザール

卵の加工品や野菜売り場。野菜関係はこちらがメインの売り場のようです。ここを抜けるとやっとドームです。

チョルスーバザールドーム周辺

チョルスーバザール

ドーム周辺にもたくさんのお店があります。飲み物のスタンドやシャシリクなどを販売するお店もあるので疲れたら一休み。

チョルスーバザール

ドームの中は1階に肉や乳加工食品、2階にドライフルーツやナッツのお店が集まっています。ドーム内は日本の魚市場と違った独特のにおいがあります。

チョルスーバザール

チョルスーバザール

いろいろな肉や色鮮やかな香辛料など、ウズベキスタンでは欠かせない食材が並んでます。この食材をどのように使うか興味が湧きますね。

クケルダシュマドラサ

チョルスーバザールのすぐ近くには、クケルダシュマドラサやジュマモスクといった旧市街の見どころもあるので、見学ついでにチョルスーバザールに寄って、お土産を探したりお茶したりというのもいいかもしれません。

バザールでは値段交渉をしてみましょう

チョルスーバザール

バザールではほとんどの商品に値段が表示されていないので、外国人に対しては高めの言い値を提示してくることがあります。ウズベキスタンの人は貨幣価値の差を知っていますし、大規模な観光施設でも外国人価格が設定されていたりするのでこれは仕方のないことです。

そのためスザニや陶器といったお土産品は特にですが、交渉の余地はあるので、できるだけ価格交渉をしてみましょう。言葉が通じにくくはありますが、スマホの翻訳アプリなどを使っても大丈夫。意外と値引きしてくれます。

強引な交渉ではなく、現地の人とコミュニケーションを取るつもりで、価格交渉を楽しんでみてください。